2024/09/29 00:09
今回、初めての記事ではコーヒーのドリッパーの種類や、その抽出の違いなどをご紹介いたします!
まずコーヒーを淹れるとは、どのようなことなのでしょうか。
それは様々な要素が組み合わさっています。
粉砕した豆の成分やフレーバーなどを水へ移動させる方法や手順により、その味わいは変化します。
今回はドリッパーの性能や特性に応じてご紹介致します。※サイフォンやエスプレッソは割愛
(湯温や抽出間、焙煎度、粒度などによっても変化しますが、それはまた次回に…)
円錐ドリッパー
ハリオ式
大きな穴がぽかっと空いており、その穴に向かって曲線のリブに沿ってゆっくり水が流れるのでしっかり抽出ができます。抽出方法に合わせて対応できる汎用性も備えています。
コーノ式
指先程度の穴が一つ空いており、専用の円錐フィルターを使用することでネルドリップのような味わいを再現できます。上部にリブがないのでペーパーが張り付き横漏れを防ぎます。下部のリブは速度調整をして味わいを保ってくれます。
非常に優れた構造をしていますが、注ぐ速度などを意識する必要があります。こちらもハリオと同様に様々な抽出方法に対応できます。
フラワードリッパー
CAFEC DEEP45(3~7杯用)
スムーズに水を流すことであえて滞留させずに雑味を軽減することができます。フラワー形状により空気層ができて粉の膨らみを妨げない構造。雑味がなくスッキリしているのにコクも感じられる仕上がりとなります。
特殊なクレープ構造のフィルターも優秀です。
CAFEC DEEP27(1杯用)
「DEEP45」から1杯用が誕生しました。27度の角度と堆積層の深さで抽出スピードをコントロールしています。DEEP45と同じくスッキリしているのにコクも感じられる仕上がりとなります。
何より、ただ真ん中一点に注湯を続けるだけで、美味しいコーヒーを抽出することができます。
ORIGAMI
折り紙のようなスタイリッシュな形状。
直線のリブが20本あるので、水の抜けが良く雑味がないすっきりした味わいになります。
最適な抽出時間が限定されるので安定したドリップが可能です。
💡商品の例
HARIO V60、CAFECフラワードリッパーDEEP45&DEEP27、ORIGAMI、KONO名門フィルター、KONO名門フィルターMDK型、キーコーヒークリスタルドリッパー
台形ドリッパー
カリタ式
三つ穴で長いリブがあるので、ストレートに水が湯を通過します。なのでスッキリとした仕上がりになります。
メリタ式
クリアフィルター
一つ穴で蒸らしたら一度注ぐだけと簡単で、安定した抽出ができる。
リブは軽く穴が一つなので、水が滞留されてしっかり味の仕上がりになります。
アロマフィルター
同じ一つ穴ですが位置が横側の少し上に配置しているため、抽出時間がゆったりとしており長くよりしっかり抽出することができ味わい豊かな仕上がりになります。
温度は下がりやすいので、アイスコーヒーに向いています。
ウェーブドリッパー
カリタウェーブドリッパー
底が平らでカリタ式の三つ穴形状。底が平なので多少偏った注ぎ方をしても均一に水が馴染みます。フィルターのウェーブがリブの役割をして安定した抽出時間を保ちます。
バランスの良い味わいの仕上がりとなります。
💡商品の例
カリタウェーブドリッパー
浸漬式ドリッパー
クレバードリッパー
名前の通り漬け置きして抽出するドリッパーです。蒸らした後、水を一気に注ぎ2分〜3分待ち塞がった穴を開くことで抽出液が排出されます。
抽出方法が同じなので安定した抽出が可能です。放置しておくだけですが、放置しすぎると過度な抽出をしてしまうので注意は必要です。しっかりした味わいの仕上がりとなります。
ハリオ スイッチ
クレバードリッパーとの違いは使い勝手やデザインの違いにあると思います。好みの浸漬式ドリッパーを選びましょう。
💡商品の例
クレバードリッパー、ハリオ浸漬式ドリッパースイッチ
ネルドリップ
布フィルター
ペーパーフィルターと比べて目が粗いため、コーヒーオイルが多く抽出されます。そのためまったりとして甘い上質なコーヒーに仕上がります。その分醍醐味とも言えますが、手間を要します。布フィルターは使い捨てではないので管理が必要であったり、使う前はコーヒー粉と煮る下準備をしてから使用します。
ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。更にコーヒー沼にハマるかもしれません。
💡商品の例
KONOドリップコーヒーサーバーコーヒーフィルター、HARIO DPW-3 ろか器、マルタウフィルター
まとめ
ドリッパーによっての抽出にこれだけ違いがあり、迷ったり面倒に感じる方もいるかもしれません。
ですが、この中のDEEP27やメリタコーヒーフィルターのドリッパーを選べば面倒なく抽出を楽しむことができます。
また自由度の高いドリッパーを選択すればよりコーヒーライフを楽しめるでしょう。
今後のコーヒーライフの参考になれば幸いです。